前回、ショートカットキーの活用を紹介しました。これは、知っているか知っていないかで大幅に作業効率が変わるものです。でも、その前に、誰もが知っているけど、人によってはほったらかしになってしまっている「タイピング」について、紹介してみたいと思います。
職場の中を見渡してみてください。キーボードの入力速度って、驚くほど違いませんか。また、入力方法も、すべての指を使ってささっと入力している人もいれば、人差し指だけで驚くほどのス入力ピードを達成している独自派もいます。
タイピングの速度は、仕事の速度に直結しますし、これから何年も、何十年もパソコンを使って働くことを考えれば、少しの練習で、入力速度を上げておくことは、非常にお得だと思います。今回は、タイピングを早くできるようになる方法について、紹介します。
指を置く基本の位置を覚える
これが、一番大事です。というか、これしかありません。
キーボードには、ここに人差し指を置くんですよというマークがあります。FとJです。この2つのキーには、突起物やくぼみがついていて、ほかのキーと区別がつくようになっています。ここに人差し指をおいて、後の指が外側に広がっていくようにします。これを、「ホームポジション」といいます。ホームポジションという名前に意味はありませんが、とにかく、FとJに人差し指を置く。残りの指は、そのまま自然にキーに置くということをやれば、自然とホームポジションになります。ホームポジションと、それぞれの指が担当するキーを図にするとこんな感じになります。

タイピング練習ができるおすすめサイト
ホームポジションを意識することを忘れなければ、ある程度早くなってくると思いますので、効果は徐々に出てきます。でも、せっかくなので、より早く成果を出すため、タイピングの練習をおすすめします。とはいれ、本なんかを見ながら入力練習というわけにもいきませんので、2つの練習サイトを紹介します。
マナビジョン
入力を求められているキーの位置、押すべき指が図示されますので、ホームポジションの意識から、徐々に練習を始めたい方などが、基本を学ぶのに最適です。

寿司打
入力すべき文字が表示された皿が流れてきます。
画面の外に流れきるまでに入力するという単純なゲームになっています。もちろん、タイピングできた皿の数が多いほどスコアも高くなり、ランキングも表示されますので、ゲーム性もあります。少しなれてきたら、こちらのサイトの方が面白さはあると思います。

タイピングが早くなるコツ
タイピングは、「慣れ」なので、何かを覚えれば劇的に早くなるというものはありません。逆に言えば、練習さえすれば、誰でも早くなります。1つコツがあるとすれば、
キーボードを見て入力しない
これだけだと思います。練習の時は、間違えるのがいやで、ついついキーボードを見てしまうことも多いかもしれません。でも、キーボードを見ていると、いつまでもキーの配置を覚えられません。はじめは間違ってもいいので、画面をしっかり見て、間違えながら練習した方が、最終的には早く覚えられると思います。
タイピングを練習することは仕事ではありません。
なので、何時間も練習するようなことはせず、一日5分でも10分でも空いた時間、モチベーションが保てる時間に練習すればいいと思います。私が練習したのは、学生の頃でしたが、授業が終わった後の空き時間を活用していました。当時は、今のような便利な練習ソフトがなかったので、文字ばかりの羅列と格闘していましたけど。
入力速度が速くなれば、作業効率が格段に向上します。残業しなくてもよくなるかもしれません。 人生の有意義な時間を獲得するため、少しの練習をしてみませんか。
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