SBI証券には、三井住友カードが発行するクレジットカードで投資信託を積み立てると、ポイントがもらえるサービスがあることをご紹介しました。ここでもらえるポイントは、クレジットカード側(三井住友カードVポイント)にたまっていくのですが、SBI証券で投資信託を購入すると、保有しているだけでポイントがもらえるという、投信マイレージサービスというものもあります。前回ご紹介したポイントをもらえる2回、
- クレジットカードから積立を行う際
- 投資信託を保有している間
のうち、2の投資信託を保有している間、ポイントをもらうための設定についてご紹介したいと思います。
SBI証券のポイントサービス
SBI証券は、国内株式の購入や入庫、金銀プラチナの購入の際などにポイントがもらえるなど、複数のポイントサービスを実施しています。付与されるポイントも、Tポイントだけでなく、Pontaに加え、2022年2月21日からは、dポイントも選択できるようになり、私たちが自由に選択できる使い勝手のよいものに進化しています。
投信マイレージサービスはSBI証券ポイントサービスの一つで、投資信託の保有でポイントが付与されるものです。投信マイレージサービス以外のものが、ポイント対象となる事象を実施したたびに加算されるのに対し、投信マイレージサービスは、投資信託を保有している期間、継続してポイントが付与されるという非常に魅力的なサービスです。

投信マイレージサービスの概要
投信マイレージサービスは、SBI証券で保有する投資信託の月間平均保有額に応じてポイントが付与されるサービスです。


ポイント付与率は最大0.25%となっていますが、多くの皆さんが定期積立で購入するような低コストのものは、これを下回るSBI証券が指定した付与率になっているものが多いです。一部ご紹介すると、SBI・Vシリーズや、eMAXIS Slimシリーズなどは、0.022%から0.0365%程度とかなり付与率が抑えられています。これは、こうした投資信託は、SBI証券が受け取る信託報酬が少ない、つまり、私たちが負担するコストが元から少ないために、SBI証券の逆ざやを発生させないように設定されているようです。

ポイントをもらうための設定
ポイントをもらうためには、SBI証券ポイントサービスに申し込みを行わなければなりません。ログイン後に表示される画面から、「メインポイントを選ぶ」を選択し、「申し込む」から設定します。

設定が完了している場合、同じように「メインポイントを選ぶ」を選択すると、申し込み済みと表示されるはずです。非常に簡単な手続きなので、必ず申し込みを行っておきましょう。

ポイントの付与
ポイントは、下記の算出方法で計算され、原則翌月15日(非営業日の場合は翌営業日)に付与されます。保有額が小さいうちは大した額にはなりませんが、積立を継続していれば、元本とともに成長していくので、楽しみがあっていいと思います。我が家でも、少しずつ付与されるポイントが増加してきています。

ちなみに我が家で保有している投資信託は、全て買付手数料が無料のものです。買付時にSBI証券に全く手数料を支払っていないのに、その後の信託報酬もマイレージサービスで還元したら、SBI証券はどこで利益を上げるのでしょうか。楽天証券では、クレジットカードから積立時のポイント付与に加え、この投信保有によるポイント付与も改悪されるようですから、SBI証券でも見直しが行われるかもしれません。多少付与率は下げたとしても、ぜひ継続してほしいサービスです。SBI証券にとって厳しいということは、私たちにとっては非常に有利な仕組みです。ぜひ活用していきましょう。
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