以前に、SBI証券で米国株に投資する場合、住信SBIネット銀行を活用すれば、米ドルの調達コストを大幅に下げられるという事をご紹介しました。その後、住信SBIネット銀行の為替コストが改悪されるということがあり、若干残念に思っていたところ、それを補うほどの便利な機能が登場しましたので、今日は、「米ドル定期自動入金サービス」をご紹介したいと思います。
これまでのおさらいと新サービスの概要
米国株に投資するためには、米ドルの調達が必要です。もちろん、SBI証券でドルを調達することは可能ですが、この際の為替手数料は、1ドルあたり25銭です。一方、住信SBIネット銀行でドルを調達すると、1ドルあたり3銭(もともと2銭でしたが、2022年5月値上げされました。)にまで下げることができました。
しかし、この方法を実践するためには、定期的に外貨を調達することは自動化できても、住信SBIネット銀行で積み立てられた外貨をSBI証券に移すのは手動で行う必要があり、手間になっていました。今回登場したのが、この手間を解消する「米ドルの自動入金サービス」です。

今回登場したサービスを利用することで、住信SBIネット銀行を活用した為替手数料の大幅コストカットを活用しつつ、一度の手続きで、米国株式・ETFの定期買付サービスを使い続けることができるようになります。
具体的な手続き
まずは、住信SBIネット銀行で外貨積立を設定します。
住信SBIネット銀行で米ドル調達
住信SBIネット銀行の口座にログインし、「外貨預金」を選びます。

次の画面で、「外貨積立」を選びます。

次に表示されるメニューで、「お申し込み」を選ぶと、外貨預金に関する規定の確認が表示されますので、内容を確認して、同意していきます。

確認が終了すると、購入頻度の設定画面になります。頻度は、毎日の他に、毎週、毎月が選べ、毎週を選択すると、曜日の設定ができますし、毎月を指定ができます。指定ができます。

ここまでの設定で、自動で米ドルを調達する仕組みができます。
米ドルの自動入金サービスができるまでは、調達した米ドルをSBI証券の口座に手動で移さなければなりませんでしたので、手間をかけるのがいやな方は、はじめから少し高い手数料を払ってもSBI証券で米ドルを調達していた方もいるのではないでしょうか。今回、その手間がなくなりますので、米ドルの調達は、住信SBIネット銀行に任せてしまいましょう。
SBI証券への米ドル入金
SBI証券への米ドル定期自動入金サービスの設定は、SBI証券のメニューから設定します。「入出金・振替」、「外貨入出金」、「米ドル定期自動入金」を選択し、「申込・設定変更」をクリックします。

約款の確認や、住信SBIネット銀行の口座の確認などが終了すると、下記のような設定画面が表示されます。一月最大5日間の振替日が設定可能になっています。ご自身の米国株式・ETFの定期買付サービスの利用状況に合わせて設定します。

設定は、これだけで完了です。わずかこれだけの手間で、1ドルあたり25銭だった米ドルの調達コストをわずか3銭にすることができます。
まとめ
SBI証券での米国株式・ETFの定期買付サービスの利用状況に合わせて、住信SBIネット銀行で外貨積立の設定行い、調達した米ドルを定額自動入金サービスでSBI証券に振り替えするようにしておけば、全て自動で為替コストを大幅にカットした上で、積立を行うことができます。最近は為替変動も大きいので、我が家では、外貨積立は毎日行う設定にして、SBI証券への米ドル振り替えは月2回の設定にしています。
住信SBIネット銀行は、さまざまな自動サービス(定額自動入金、定額自動振込、外貨積立や今回ご紹介した米ドル定期自動入金サービス)が用意されています。ご自身の利用状況に合わせて、サービスを組み合わせると非常に便利に使うことができますので、おすすめできる銀行の一つです。

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