SBI証券 為替手数料を92%カットする方法

株主優待・家計管理

ここのところ、FIREを目指す記事やYoutubeが多くなり、その手法の中心には、米国株が据えられていることが多いように感じます。もちろんその背景には、私たち日本人が米国株に簡単に投資できるようになっていることもあると思いますし、私自身もSBI証券を通じて、米国株に投資し、その簡単さを実感しているところです。

米国株に投資するためには、米ドルの調達が必要ですが、SBI証券の場合、SBI証券でドルを調達してくれますので、日本円の口座に残高がありさえすれば、米国株を購入することができます。ただし、この方法、SBI証券に米ドルの調達をお任せすると、当然手数料を払う必要があります。SBI証券の米ドル調達手数料は、1ドルあたり25銭ですが、ちりも積もれば山となるです。今回は、SBI証券で米国株を購入する場合の米ドルの調達コストを下げる方法をご紹介したいと思います。

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手続きの概要

直接日本円で購入する場合と比較すると、一手間かかることになってしまいますが、それほどの手間ではありません。一方、コストは大幅にカットすることができますので、皆さんにお勧めできる方法だと思います。

この方法を行うためには、住信SBIネット銀行に口座を持つ必要があります。ただ、SBI証券に口座を開設した方は、ハイブリット預金を利用していることが多いかと思いますので、基本的には、すでに住信SBIネット銀行の口座をお持ちではないかと思います。お持ち出ない方は、まず、住信SBIネット銀行の口座を開設してください。

その上で、私たちが行う必要があるのは、下記の2つの手続きです。

  1. 住信SBIネット銀行に対し、外貨の調達を指示
  2. SBI証券で、外貨の入金を指示

通常の取引では、住信SBIネット銀行にログインする必要はありませんので、1の手続きが増えることになります。ただ、この調達作業は、あとに説明する方法で自動化することができますので、自動調達する米ドル量の範囲で外貨入金する場合、SBI証券での手続きで完了させることができます。

カットできるコスト

日本円で米国株を購入する場合と比較すると、手続きが増えることになりますので、次は、その手間をかけることによって、どの程度コストカットできるのかを紹介しておきたいと思います。

下記の表をご覧ください。SBI証券で米ドルを調達した場合、1ドルあたり25銭の手数料が必要です。一方、住信SBIネット銀行での米ドル調達は、外貨購入と、外貨積立の2つの方法があり、外貨積立では、1ドルあたりわずか2銭の手数料、つまり25銭から2銭に、実に92%ものオフになります。

額が小さいので、大したことないように感じるかもしれませんが、1ドル115円と仮定すると、0.21%、月1,000ドル、年間1万2千ドル調達したとすると、約3,000円の差になります。個人差はあると思いますが、私としては大きいなぁと感じています。SBI証券で、外貨入金さえ行えばいいのですから、やる価値はあると感じています。

 

米ドル
調達額
手数料 差額
25銭 2銭
100 25 1 25
1,000 250 5 245
2,000 500 10 490
3,000 750 15 735
4,000 1,000 20 980
5,000 1,250 25 1,225
6,000 1,500 30 1,470
7,000 1,750 35 1,715
8,000 2,000 40 1,960
9,000 2,250 45 2,205
10,000 2,500 50 2,450
11,000 2,750 55 2,695
12,000 3,000 60 2,940
13,000 3,250 65 3,185
14,000 3,500 70 3,430
15,000 3,750 75 3,675
16,000 4,000 80 3,920
17,000 4,250 85 4,165
18,000 4,500 90 4,410
19,000 4,750 95 4,655
20,000 5,000 100 4,900

具体的な手続き

住信SBIネット銀行で米ドルを調達する方法は、先ほどご紹介したとおり、外貨購入と外貨積立の2つがあるのですが、外貨積立も回数の制限があるわけではありませんので、手数料がお得な外貨積立で調達した方がお得です。このため、ここでは、外貨積立の方法をご紹介します。

住信SBIネット銀行で米ドル調達

住信SBIネット銀行の口座にログインし、「外貨預金」を選びます。

次の画面で、「外貨積立」を選びます。

次に表示されるメニューで、「お申し込み」を選ぶと、外貨預金に関する規定の確認が表示されますので、内容を確認して、同意していきます。

確認が終了すると、購入頻度の設定画面になります。頻度は、毎日の他に、毎週、毎月が選べ、毎週を選択すると、曜日の設定ができますし、毎月を指定ができます。指定ができます。

ここまでの設定で、自動で米ドルを調達する仕組みができます。

SBI証券への米ドル入金

SBI証券への米ドル入金は、住信SBIネット銀行にログインすることなく、SBI証券のメニューから可能です。「入出金・振替」を選択します。「外貨入金」というメニューがありますので、そこをクリックします。

住信SBIネット銀行から外貨を入金するための画面になりますので、金額を指定し、確認します。これで、外貨の入金が完了です。もちろんですが、住信SBIネット銀行からSBI証券への外貨入金手数料は不要です。

まとめ

住信SBIネット銀行で外貨積立の設定をしておけば、その積立額の範囲で外貨が必要となる場合、住信SBIネット銀行にログインすることなく、SBI証券の簡単な手続きで、為替コストを大幅にカットすることができます。

我が家では、SBI証券で米国ETFの定期積立を行っているので、その金額を目安に外貨積立を設定し、定期的に外貨入金を行っています。SBI証券には、ここも自動化してくれるメニューを作ってもらいたいところですが、今のところその方法を見つけられていません。もっと詳しい方がいらっしゃいましたらご教示いただけると幸いです。

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