楽天証券は、楽天銀行や楽天カードとの相性もよく、楽天市場をよく利用する我が家では、クレジットカードで投資信託の積み立てができるようになってすぐから、積み立てを続けてきました。最近は、楽天経済圏のポイント制度の改悪が続いていますが、楽天証券でも、クレジットカードによる積み立てポイントの大幅改悪が、8月12日締め切り分から適用されます。今回は、クレジットカードによる積み立てポイントの変更を含む、楽天証券のポイント還元改悪の概要、それを受けて我が家がどのように対応したかをご紹介したいと思います。楽天証券の改悪で、今後どうしようかと検討している方に参考になればと思います。
楽天証券のポイント還元制度の改悪の概要
改悪された内容は、大きく3つで、1番目と2番目の改悪はすでに適用が始まっています。
- 保有する投資信託残高に応じてもらえる毎月のポイント付与が廃止
- 楽天証券のSPUの条件が変更
- クレジットカードでの投資信託購入時のポイント還元が変更
それぞれ、もう少し詳しく紹介します。
保有する投資信託残高に応じてもらえる毎月のポイント付与が廃止に(2022年4月~)
楽天証券では、これまで投資信託の保有残高に応じて、毎月ポイントを受けることができました。積立額が大きくなればなるほど、毎月のポイントも伸びていきますので、積み立てのモチベーションになっていた方もいるのではないでしょうか。それが、2022年4月以降、廃止となっています。現在の付与条件は下記の通りになっており、すべての還元を受けたとしても、わずか2,090ポイントにしかなりません。その上、3月末時点で、100万円の残高があった場合、10万円から50万円到達時にもらえるポイントももらえないというひどい改悪です。

楽天証券のSPU(スーパーポイントアッププログラム)の条件が変更に(2022年4月~)
こちらの変更は、楽天市場でお買い物をする際に非常に大きな影響のある改悪でした。改悪前は、500円分以上のポイント投資で+1倍になっていたものが、30,000円分のポイント投資を行っても+0.5倍にしかならなくなった上、さらに、0.5倍を取りに行こうとすると、米国株式で30,000円のポイント投資が必要になっています。米国株式の方は、買い付け手数料が無料となっている優良ETFが含まれていませんので、さらにハードルが高いと思います。


クレジットカードでの投資信託購入時のポイント還元率が変更に(2022年8月~)
最後にご紹介する改悪が、楽天カードで投資信託を積み立てする際のポイント還元の変更です。我が家にとっては、上記の2つは決定的なものではなかったのですが、これは、もう楽天証券を使わなくてもかまわないかなと感じるくらいの改悪です。
変更とは書かれていますが、実際は、大幅な改悪です。クレジットカードで積み立てする投資信託は、いわゆる優良とされているインデックスファンドを選んでいる方が多いのではないかと思うのですが、そういう投資信託については、ポイント還元が5分の1、0.2%に下げられてしまいます。

激変緩和措置なのか、今回の変更で新しく追加された楽天キャッシュで積み立てると、年内買い付け分までは、今まで通り1%ポイント還元するそうです。

楽天証券の改悪にどう対応するか
我が家は、楽天証券での積み立ては終了することにしました。ポイント還元だけが目的ではありませんが、有利ではないところで粘っていても仕方ないと割り切っています。移行先は、auカブコム証券です。大手の中では、最後のクレジットカード積み立て参入だったので、思い切った還元策が示されています。
現在の還元はなんと最大5%、au回線を利用している方なら、auカブコム証券で決まりというレベルです。UQモバイルでも、2%還元されますので、50,000円積み立てれば、基本の1%と追加分を合わせて、毎月1,500ポイントが還元されます。
我が家は、無料ではなくなる楽天モバイル回線をMNPして、UQモバイルに変更しました。1,000ポイントの還元を考慮すると、auの回線で、3GBが628円で使用できることになります。+2%還元は、1年間の期間限定なので、その後はどうするかわかりませんが、auカブコム証券は、楽天証券で改悪された投資信託の保有ポイントも健在ですし、株主優待取得のためのクロス取引のメイン口座なので、しばらくは、我が家の証券口座の中心として活躍してもらおうと思っています。

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