実践マイニング(3) マイニングの結果報告

NiceHash マイニング

マイニングソフトウェアのセットアップも終了したので、我が家のマイニングの結果を報告したいと思います。最初にもお伝えしましたが、大きく稼ぐことはできていないけれど、小銭は稼ぐことができているという状況です。

今日ご紹介する結果を見れば、すでにマイニングが可能なパソコンをお持ちの方はやってみる価値があるなと感じていただけるのではないかと思いますが、これから、必要な機器を購入してはじめようという方には、若干ハードルがあるなと思われるかもしれません。

いずれにしても、現状は感じていただけると思いますので、参考にしてください。

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我が家のマイニング環境

パソコン

  • OS:Windows10
  • CPU:Ryzen3 3100 メモリ:16GB
  • GPU:GTX1050TI RTX2060 の2枚

※自作パソコンです。
マイニングのために新たにそろえたものですが、マイニングをやめても一定の使用は可能なくらいのスペックにしました。マザーボードはMPG B550 GAMING PLUS、電源はThermaltake TOUGHPOWER GRAND RGB PLATINUM 1200Wを使っています。

マイニング用ソフトウェア

  • NiceHash

マイニングの結果

まずは、結果をご覧ください。
円に換算した価格の方がわかりやすいので、次の価格に固定しています。相場の変動にあわせて読み替える必要がありますので、ご注意ください。

  • ビットコイン価格:630万円
    電力料金:27円/kWh
  GTX1050Ti RTX2060
ハッシュレート(MH/s) 5.84 31.21
電力設定 HIGH MEDIUM
アルゴリズム KAWPOW DaggerHashimoto
平均採掘量(BTC/24h) 0.00001147 0.00004818
採掘額(日) 72 304
採掘額(週) 506 2,125
採掘額(月) 2,168 9,106
採掘額(年) 26,375 110,790
電力量(システム全体)(W) 205
電気料金(円/24h) 133
利益(日) 243
利益(週) 1,701
利益(月) 7,289
利益(年) 88,679
利益率 64.7%
ボードごとの利益 17,052 71,627
楽天最安(2021年4月10日時点即納) 17,814 79,800
投資回収必要月数 12.54 13.37

これからマイニングをはじめようとする方は、投資回収必要月数を確認してください。
この月数は、単純にグラフィックボードの価格だけで計算していますので、マザーボードやCPU、電源なども、マイニングのために購入すれば、さらに長くかかります。

グラフィックボードの価格が上昇しているため、電気料金を差し引いた利益ベースで考えると、グラフィックボードの元を取るだけでも、1年以上かかることがわかります。もちろん、高性能なグラフィックボードは、採掘量も多くなりますが、現状では、ボード本体の価格も高いので、よくよく計算しないと、投資回収まで、かなり時間がかかってしまうことになります。

ビットコインの相場次第ということもありますので、今後もさらに価格が上昇する可能性が高いと考える方は、これから積極的に投資することもありかもしれませんが、価格が下がる、もしくは、それほどの変化がないと予想する方は、今から一定の設備投資をして、利益を上げるところまでいくのは長期的な視点が必要かと思います。

我が家の場合は、通常使用しているパソコンにマイニング用ソフトウェアをセットアップするのは、セキュリティとしてどうなのかという考えもあり、一式買いそろえましたので、もともとゲーム用に購入して使用していたRTX2060をのぞいても、約10万円の投資になっています。新たにそろえた分の回収だけでも約1年が必要となる計算です。

確実に小銭は稼ぐことができていますので、やらなかった方がよかったとは思いません。ただ、ビットコインをはじめとする暗号通貨の不確実性やグラフィックボードの価格といった現状を踏まえると、高性能なグラフィックボードを追加購入し、積極的にマイニングするか、追加投資はせず、現状の投資回収を進めるかの判断は、後者かなと考えています。

グラフィックボードの価格がもう少し下がれば、判断も変わるかもしれませんが、現在の環境では、とりあえず、今投資した分を、ゆっくりでも回収しようと考えています。なお、採掘量は、暗号通貨の取引状況で割と変化します。今後も、時々成果を報告しますので、参考にしていただければと思います。

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