以前にご紹介したとおり、我が家のNASは常時運用しているわけではなく、必要なときに遠隔起動する仕組みにしています。常時運用すれば、その分手間はないのですが、運用時間が短いことは、セキュリティ対策にもなると思いますし、何よりハードディスクに優しいです。パソコンから遠隔起動できますし、電源も切ることができます。パソコン起動直後に遠隔起動すれば、NASが使用できるのを待つこともほとんど気になりません。そんな使い方で、気になることが一つ。
パソコン側には、NASを使用するためのショートカットを作成しているのですが、たまにアクセスできないことがあります。今回は、SynologyのNASのIPアドレスを固定する機能を使って、その問題を解決しましたので、ご紹介します。
NASフォルダへのショートカット作成(Windows11)
NASのフォルダには、ネットワークからアクセスできるようになっていると思いますが、特定のフォルダにアクセスするためのショートカットを簡単に作成することができます。
- タスクバーの虫眼鏡のアイコンをクリック
- NASのアドレスを入力
- NASのユーザー名、パスワードを入力
- NASのフォルダが表示されるので、右クリックでメニューを表示
- ショートカットの作成をクリック
- デスクトップのショートカットが作成されるので、わかりやすい名前に変更して完了

たったこれだけの操作で、簡単にNASの指定フォルダにアクセスできるようになります。
Synology NAS におけるIPアドレスの固定
我が家で発生した問題
先ほどの手続きでNASフォルダへのショートカットの作成ができたのですが、我が家の場合、これだけでは問題が発生しました。それほどの頻度で発生するわけではなかったのですが、発生すると、NASのアドレスを確認しないといけないなど、少し手間がかかります。

調べてみると、NASは、再起動する際にIPアドレスが変わることがあるようです。たぶん、ほかの機器の接続状況にもよるようで、毎回変わるわけではないのですが、せっかく作ったショートカットが使えなくなりますし、NASのアドレスを確認する作業も面倒です。SynologyのNASでは、簡単な操作でIPアドレスを固定できるようなので、その設定方法をご紹介します。
IPアドレスの固定方法
Synology NASの管理画面にログインしておきます。
- コントロールパネルを選択
- ネットワークを選択
- ネットワークインターフェイスの中の編集を選択
- IPv4の手動で設定するを選択し、固定したい番号を入力

設定が終了すると、NASが再起動し、指定されたIPアドレスになります。
我が家のように、常時運用するわけではなく、使用するタイミングでNASを起動させようとすると、遠隔起動が非常に便利です。下記の記事を参考にされてみてください。

まとめ
一度IPアドレスが変わってしまうと、Synologyのソフトを使ってIPアドレスを探すのが地味に面倒な作業でした。コントロール画面のhttpアドレスも固定されるようになりましたし、もっと早くやっておけばよかったと思いました。IPアドレスを固定する際には、ほかの機器とかぶらないように注意してやってください。
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