NASフォルダのショートカット切れ問題を解決

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以前にご紹介したとおり、我が家のNASは常時運用しているわけではなく、必要なときに遠隔起動する仕組みにしています。常時運用すれば、その分手間はないのですが、運用時間が短いことは、セキュリティ対策にもなると思いますし、何よりハードディスクに優しいです。パソコンから遠隔起動できますし、電源も切ることができます。パソコン起動直後に遠隔起動すれば、NASが使用できるのを待つこともほとんど気になりません。そんな使い方で、気になることが一つ。

パソコン側には、NASを使用するためのショートカットを作成しているのですが、たまにアクセスできないことがあります。今回は、SynologyのNASのIPアドレスを固定する機能を使って、その問題を解決しましたので、ご紹介します。

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NASフォルダへのショートカット作成(Windows11)

NASのフォルダには、ネットワークからアクセスできるようになっていると思いますが、特定のフォルダにアクセスするためのショートカットを簡単に作成することができます。

  1. タスクバーの虫眼鏡のアイコンをクリック
  2. NASのアドレスを入力
  3. NASのユーザー名、パスワードを入力
  4. NASのフォルダが表示されるので、右クリックでメニューを表示
  5. ショートカットの作成をクリック
  6. デスクトップのショートカットが作成されるので、わかりやすい名前に変更して完了

たったこれだけの操作で、簡単にNASの指定フォルダにアクセスできるようになります。

Synology NAS におけるIPアドレスの固定

我が家で発生した問題

先ほどの手続きでNASフォルダへのショートカットの作成ができたのですが、我が家の場合、これだけでは問題が発生しました。それほどの頻度で発生するわけではなかったのですが、発生すると、NASのアドレスを確認しないといけないなど、少し手間がかかります。

調べてみると、NASは、再起動する際にIPアドレスが変わることがあるようです。たぶん、ほかの機器の接続状況にもよるようで、毎回変わるわけではないのですが、せっかく作ったショートカットが使えなくなりますし、NASのアドレスを確認する作業も面倒です。SynologyのNASでは、簡単な操作でIPアドレスを固定できるようなので、その設定方法をご紹介します。

IPアドレスの固定方法

Synology NASの管理画面にログインしておきます。

  1. コントロールパネルを選択
  2. ネットワークを選択
  3. ネットワークインターフェイスの中の編集を選択
  4. IPv4の手動で設定するを選択し、固定したい番号を入力

設定が終了すると、NASが再起動し、指定されたIPアドレスになります。

我が家のように、常時運用するわけではなく、使用するタイミングでNASを起動させようとすると、遠隔起動が非常に便利です。下記の記事を参考にされてみてください。

NASの遠隔起動
NASは常時運用することが多いと思いますが、我が家のように使用頻度が低いと、使用したい時間だけ簡単に起動できないかと感じている方もいるのではないかと思います。NASの置いてある場所まで行かず、使用したいと考えているパソコンやタブレットからNASを起動するための設定を紹介したいと思います。

まとめ

一度IPアドレスが変わってしまうと、Synologyのソフトを使ってIPアドレスを探すのが地味に面倒な作業でした。コントロール画面のhttpアドレスも固定されるようになりましたし、もっと早くやっておけばよかったと思いました。IPアドレスを固定する際には、ほかの機器とかぶらないように注意してやってください。

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