先日NASのセットアップをご報告しましたが、その際、我が家のNASの運用は、常時運用ではなく、パソコンやiPadの使用時のみを予定していると紹介させていただきました。NASは、ルーターに接続しておく必要がありますので、置く場所に制限があります。我が家の場合、便利なところではありませんので、いちいち電源を入れに行くのが面倒です。そこで、今日は、NASのあるところまで移動しなくても、遠隔で電源を入れる設定をしたいと思います。 NASを遠隔起動するソフトウェアを利用すれば、常時運用するほどは使用していないけど、NASの電源をオンにするのが面倒だから、結果として常時運用しているという方にとっては、大きな選択肢になるのではないでしょうか。
遠隔起動に使用するソフトウェア
遠隔でNASを起動するために使用するのは、「Wake On LAN(WoL)」と呼ばれる機能です。この機能を利用すると、今回やろうとしているNASだけでなく、パソコンも遠隔起動することができます。リモートワークや在宅勤務が増えてきていますので、手元にないパソコンを起動させるために、すでに利用したこともある方もいらっしゃるのではないでしょうか。パソコンで遠隔起動を行うためには、一定の準備が必要となるようですが、我が家で使っているSynologyのNASは、特に何の設定も行うことなく、遠隔起動が可能になりました。
WoLは、「マジックパケット」と呼ばれるパケットを送信することで実現できますので、マジックパケットを送信できるソフトを用意する必要があります。Googleで、「WoL ソフト」などと入力して検索すれば、多くのソフトが出てきますので、使いやすそうなものを選べばいいと思います。我が家で使用しているのは、下記のソフトウェアです。
Windows用ソフトウエア
Windowsで使用しているのは、「nWOL」というソフトウェアです。非常にシンプルなので簡単に使用できます。

iPadOS用アプリ
iPadOSで使用しているのは、「Mocha WOL」というアプリですソフトウェアです。こちらもシンプルなので簡単に使用できます。

NASの電源OFF
NASの電源オフは、管理画面から行います。右上の人物のアイコンをクリックすると、「シャットダウン」を含むメニューが表示されますので、これをクリックすれば終了です。

起動時間を設定しておくこともできます
我が家の場合は、NASを使用したい時間が不定期なので、遠隔起動を実現できるよう設定しましたが、SynologyのNASは、指定した時間にシステムを自動的に起動したり、シャットダウンすることもできます。平日は、夜だけ起動、土日は昼間も含めて起動なんていう設定もできますので、使用したい時間はほぼ決まっているという方は、コントロール パネル > ハードウェアと電源 > 電源管理 から設定してみてください。

コメント
こんなシンプルなツールが欲しかった。
提供ありがとう。
コメントありがとうございます。