10月に権利確定する株主優待は、わずか30銘柄しかありません。
4月に続いて、優待銘柄が少ない月なので、おすすめできるものも少ないのですが、JCBギフトカードやクオカードをいただける銘柄もありますので、資金の状況や、一般信用売りの残高をみながら、お得に株主優待を取得していきましょう。

いつまでに購入すればいいか
2022年10月末決算銘柄の権利確定日は、10月31日(月)です。この場合、権利付最終日は、10月27日(木)になります。この10月27日までに株式を購入すれば、株主優待の権利を取得できます。権利落ち日である10月28日以降に株式を売却しても権利は獲得できます。

おすすめ銘柄5選
日々の生活の中で、どのようなお店を利用しているかで、お得に感じる株主優待は変わります。すべての方にお勧めできるわけではありませんが、時々外食を利用しつつ、日用品もお得に購入したい平均的な家庭の我が家で取得を計画している優待をご紹介しますので、検討の参考にしてみてください。
銘柄名 | コード | 優待内容 | 必要投資額 (目安) |
優待利回り |
神戸物産 | 3038 | JCBギフトカード | 400,000円 | 0.3% |
ロック・フィールド | 2910 | 優待券 | 160,000円 | 0.6% |
泉州電業 | 9824 | クオカード | 600,000円 | 0.2% |
東和フードサービス | 3329 | 割引券 | 150,000円 | 0.7% |
梅の花 | 7604 | 割引券 | 100,000円 | 3.0% |
神戸物産(3038)
神戸物産の株主優待は、JCBのギフトカードです。神戸物産が展開する業務スーパーだけでなく、多くの店舗で使用できる優待品なので、生活環境に影響を受けず、どなたにでもおすすめできる銘柄です。100株の保有で、1,000円分、長期認定されれば、3,000円分のギフトカードがもらえますし、保有する株数を増やしていけば、さらに多くのギフトカードを受け取ることもできます。100株で1,000円分、1,000株で、10,000円分と、効率は落ちませんので、資金に余裕のある方は1,000株での取得がいいかと思います。優待銘柄が少ない月なので、多くの優待をくれる銘柄はありがたいです。ただ、auカブコム証券の一般信用売りではプレミアム料を支払う必要があることもあり、クロスする場合は、利益が十分か検討しておく必要があります。

過去の優待取得 2021年10月
ロック・フィールド(2910)
ロック・フィールドの株主優待はそうざい券(優待券)です。おつりは出ませんが、買い物額に対して、使用することができます。ロック・フィールドは、4月末、10月末の株主に対して、株主優待を付与していますが、10月は、保有株数による付与金額の差がなく、100株以上の株主に対し、一律1,000円分の付与となっています。auカブコム証券の一般信用売りの残高はそれほど多い銘柄ではありませんので、タイミングによっては、クロスできませんので注意が必要です。

泉州電業(9824)
泉州電業の株主優待は、クオカードです。神戸物産の株主優待、JCBのギフトカード同様、いろいろな店舗で使用することができますので、だれにでもおすすめできる銘柄です。株数は少ないですが、auカブコム証券の一般信用売りができる銘柄でもありますので、クロスでの取得も可能です。

東和フードサービス(3329)
東和フードサービスは、椿屋珈琲などを展開している会社です。割引券ではありませんので、すべての会計金額に対し、優待券での支払いが可能です。東和フードサービスが展開している店舗を使用することがある方は、お得な優待かと思います。


梅の花(7604)
梅の花は、梅の花やかにしげ、さくら水産などを展開する会社です。株主優待は、優待証となっており、利用代金の20%(ブランドによって、5%、10%になる場合あり)の割引が受けられます。便宜上、利回り計算は毎月500円程度の割引を受けるとして計算していますが、使用回数や利用金額の制限はありませんので、使えば使うほどお得になっていきます。例えば、さくら水産で飲み会の幹事をやって5万円支払ったとすると、1回で、2,500円お得になってしまいます。下記のようなブランドの店舗を利用されている方にとっては、非常にお得な優待です。


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