少し時間がたってしまったのですが、愛眼の株主優待優待が届きました。
愛眼は、関西圏を地盤に全国展開しているメガネの卸・小売り大手です。ショッピングセンター内に立地している店舗が多いので、生活の中で店舗を目にする機会も多いのではないでしょうか。業績は非常に低迷しているため、株価も低い状態です。単位株を買っても2万円に届かないような状態になってしまっています。投資に適するかどうかは別として、手に入れるのは簡単な株です。

愛眼の株価と株主優待
2018年3月期をピークに売り上げが下がり続けています。2021年3月期は、コロナウィルの感染拡大の影響もあり、大幅ダウンです。経常利益は4億円以上の赤字に沈んでいます。2022年3月期については、売り上げが回復、利益も出るとの予想になってたものの、最新の予想では、赤字決算になると見直されています。このため、株価は大きく下がり、ついに200円の大台を割り込みました。PBRは、前回優待が到着したときの0.32倍からさらに低下し、0.25倍になっています。
財務諸表では、3月31日時点の現金が5,135百万円と記載されています。12月30日時点の時価総額は、すでに40億円を割っていますので、40億円払えば、50億円もらえるという状態になっているということです。今期の赤字分を考慮しても、そこまで現金が減ることはないでしょうから、保有している現金分の価値も評価されていないという状況になっています。今後も赤字が続き、現金の流出が続くと思われいるんでしょうね。
優待は、自社の店舗で使用できる優待割引券で、メガネは、値札表示価格より30%OFF(特別限定品は20%OFF)、補聴器は愛眼価格より10%OFFになります。

2021年12月30日時点 | |
株価 | 180円 |
1株あたりの配当 | 0円 |
年間優待金額 | メガネ 30%OFF(特別限定品は20%OFF)×1枚 補聴器 10%OFF×1枚 |
優待取得必要株数 | 100株 |
優待利回り(年間) | -% |
配当利回り | -% |
権利確定月 | 3月・9月 |
いまいちな業績を反映し、株価は180円と、非常に低迷中です。100株から優待を取得することができますので、2万円もかかりません。将来的には分かりませんが、赤字決算とはいえ、急激に現金が減っている状況ではありません。すでに所有している現金以上に時価総額が低下していますので、そこそこの業績になれば、株価も一定は回復するのではないかと思っています。そこが難しいと予想されているから、株価が低迷しているんでしょうけど。
一方、株主優待で見ると、値札表示価格から30%の値引きが受けられますので、定期的に愛眼でメガネを購入されている方は、持っていても元が取れる銘柄ではあると思います。我が家は、改悪される以前の50%OFFになる割引券がいただける時代から保有していますので、株価の下落以上の割引は受けたので、株価に関係なく継続保有しています。
ただ、メガネの購入をお得にするため愛眼の株式を新規に購入することをおすすめするかというと、他店との競争で業績が低迷している現状や株価の状況を踏まえると、あまりできないかなと思います。株主優待割引券で元が取れるとはいえ、割引券を手に入れるためだけなら、フリマアプリで入手も可能だからです。我が家はフリマアプリで購入した割引券を使用しているわけではありませんが、優待割引券を使用する際に、株主番号等の確認をされたことがないので、フリマアプリで入手しても、問題なく使用できるのではないかと思います。会社に確認しているわけではありませんので、自己責任でお願いします。
株主優待割引券の使い方
株主優待割引券は、会計時に渡すだけで使用できます。割引率は、補聴器の場合10%、メガネは、基本30%、特別限定品は20%OFFになります。有効期間は約6ヶ月に設定されていますので、期間内に使用する必要があります。
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