少し時間がたってしまいましたが、2022年3月権利確定分の日本取引所グループの株主優待優待が届きました。日本取引所グループの株主優待はクオカードです。

日本取引所グループとは
日本取引所グループは、傘下に東京証券取引所や大阪取引所、東京商品取引所などを擁する国内唯一の総合取引所グループです。東京証券取引所の前身である東京株式取引所は、今度お札になる渋沢栄一らによって、大阪取引所の前身である大阪株式取引所は、以前にNHKの連続テレビ小説「あさが来た」で登場した五代友厚らによって設立された歴史ある会社です。

日本取引所グループの株価と株主優待
デリバティブの取引が検証した一方で、株券等の取引が増加したことに伴い、関連収益が増加しています。費用については、人件費は減少しているものの、システム維持、運営費がのび、全体としては増加となっています。結果として、営業収益はプラスで嫡子しているものの、当期利益は約3%の減少となっています。株価は、5月の直近安値からは回復してきていますが、昨年秋頃からだらだらと下げている感じです。優待品は、クオカードと、使いやすいものが提供されます。
2022年7月2日時点 | |
株価 | 1,973円 |
1株あたりの配当 | 72円 |
年間優待金額 | クオカード1,000円分 クオカード4,000円分(3年以上継続保有) |
優待取得必要株数 | 100株 |
優待利回り(年間) | 0.51%(3年以上:2.03%) |
配当利回り | 3.65% |
権利確定月 | 3月 |
株価が低下してきている中、昨年と比較すると、4円の増配となっていますので、配当利回りだけで約3.6%を超えます。それに加えて、クオカードの優待がありますで、株式を保有した年から、約4%を超える利回りとなっています。また、日本取引所グループには、長期保有の優遇があり、1年以上で倍の2,000円、2年以上でさらに1,000円アップの3,000円、3年以上になると4,000円分のクオカードがもらえます。4,000円分で試算すると、優待利回りは2%に届きますので、配当利回りと合計すると余裕で5%を超える水準になります。長期保有についても、保有期間に応じて徐々に増やしてくれますので、気持ち的にうれしいところです。
2022年3月確定分は、我が家は、3年以上の区分で権利確定となり、4,000円分のクオカードをいただきました。端株保有でクロス取引を行っている銘柄ですが、長期認定されています。

クオカードの使い方
クオカードは、約6万店で使用できる全国共通のギフトカードです。ローソンやセブンイレブンといったコンビニのほか、マツモトキヨシやデニーズ、エネオスの一部店舗や紀伊國屋書店(一部店舗除く)でも使用できます。非常に使いやすいギフトカードです。株主優待にクオカードを採用している企業は複数ありますが、日本取引所グループは通常のギフト柄で送られてくるのもポイントです。仮にクオカードを使用することがなく、金券ショップで買い取りしてもらおうとしたとき、企業の広告柄より、ギフト柄の方が買い取り価格が高いことが多いと思います。全国的なチェーンでなくても使用できることも多いので、使用する場所に困ったときは、一度使用できる店舗を確認してみてはいかがでしょうか。
我が家では、最近の燃料高騰対策の一つとして、ガソリンの購入にクオカードを使っています。あまり使用できる店舗がないのが残念なのですが、少し離れたところに使えるところを見つけましたので、積極的に活用しています。エネオスの店舗は多いので、もっと利用できるようにしてくれればいいのにと思いつつ、少し足を伸ばすくらいでびっくりするくらいの実質値引きでガソリンが入れられるので、クオカードの優待銘柄は、積極的に獲得しているところです。日本取引所グループの場合は、長期保有による増額を受けていることが大きく影響し、実質負担は1割ちょっと、実に9割引に近い費用でガソリンを入れることができるようになります。


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