ゼンショーホールディングスの株主優待優待が届きました。
ゼンショーホールディングスは、1982年に設立され、当初は弁当店、そして牛丼店「すき家」を展開し、成長してきた会社です。現在は、設立当初から展開する牛丼「すき家」はもちろんのこと、回転寿司「はま寿司」、ファミレス「ココス」などを展開する外食最大手となっています。2021年3月現在、グループの店舗数は9,948店、連結売り上げは5,950億円あまりに達しています。
ゼンショーという社名は、「全部勝つ」という意味の全勝と、「善なる商売」の善商、日本発信の「禅の心で行う商売」の3つの意味が込められているとのことです。
多くの外食産業同様、お得の株主優待を実施しています。

ゼンショーホールディングスの株価と株主優待
中間報告書によると、新型コロナウィルス感染症の影響をで人の移動が制限され、経済活動や個人消費の低迷が続き、厳しい経営環境とはなっているものの、さまざまな営業施策によって増収増益になっているとのことです。ただ、下期は輸入牛肉の価格高騰など、コロナ以外の課題にも対応しながら、業績の改善を見込んでおり、売上高はコロナ禍前を回復する予想となっています。
優待品は、ゼンショーグループの各店舗で使用できる優待券です。300株以上の株主は、すき家の牛丼の具など、代替品を申し込むこともできます。
2021年12月19日時点 | |
株価 | 2,663円 |
1株あたりの配当 | 20円 |
年間優待金額 | グループ各店舗で使用できる優待券 2,000円分 (3月、9月分合計) |
優待取得必要株数 | 100株 |
優待利回り(年間) | 0.75% |
配当利回り | 0.75% |
権利確定月 | 3月・9月 |
配当利回りは0.75%、優待利回りも0.75%、合計で1.5%程度の利回りしかありませんので、配当で喜べる銘柄ではありません。超長期で見れば株価は上昇してきていますが、コロナ禍の影響もあり、ここ1年は上下はしつつも低下傾向といった感じです。ただ、多くの株主優待銘柄が、保有株式数を増やすと大幅に利回りが低下する中、1,000株所有しても、利回りが下がることなく、逆に少し効率が上がるというクロス取引にはありがたい銘柄です。今回も我が家では、1,000株をクロスし、12,000円分の優待券をいただきました。実際の取引状況は、下記の通りです。

手数料や金利、貸株料で千円ちょっとかかっていますので、実質的な利益は10,655円、現物を購入するのに必要な額で利回りを計算すると、0.38%程度になります。手間の割には少ないなと思われる方もいるでしょうし、数日間、ちょっとした手間をかけるだけで、銀行金利を大きく超える利回りが確保できると感じる方もいると思います。また、利回りと考えるのではなく、ゼンショーのブランドで外食される方にとっては、かかる経費の10倍弱の飲食できるのですから、非常にお得だと思います。家計の負担を小さくしつつ、外食を楽しむための有力なツールになってくれると思います。

株主様お食事ご優待券の使い方
株主様お食事ご優待券は、会計時に渡すだけで使用できます。以前は、この優待券での支払い分もポイントの対象でしたが、2021年7月1日から対象外になってしまったようです。少しのことではありますが、もらえていた優待がなくなるのは、さみしいですね。優待券を送ることで、すき家の牛丼の具など、代替品をもらうこともできます。どのような商品をもらえるかは、下記の株主優待の説明ページに紹介されています。

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