少し時間がたってしまったのですが、2022年2月権利確定分のコーナン商事の株主優待優待が届きました。
コーナン商事は、コーナンなどのブランドでホームセンターを展開する会社です。会社が公表している2020年の業界ランキングによると、最大手のカインズ、DCMホールディングスに続く第3位になっています。4位にはコメリがランキングされています。同じ資料には、店舗数の記載もあるのですが、カインズは225店、コーナンは481店、カインズの効率の良さが際立っています。

コーナン商事の株価と株主優待
前期はコロナウイルスの感染拡大によるマスクや消毒液などの感染対策品や巣ごもり需要によるインテリアや収納品の売り上げが伸びていたことから、2022年2月期は反動減があったようです。一方、建築需要の回復を受け、リフォーム工事やプロ向け資材の販売などが好調で、売り上げは微減にとどまったようです。コロナウイルスの感染拡大の影響を大きく受けた2020年2月期の決算と比較すると、20%以上ののびで着地しているとのことです。昨年末から年初にかけてを底値に株価も徐々に回復してきています。
2022年6月10日時点 | |
株価 | 3,650円 |
1株あたりの配当 | 70円 |
年間優待金額 | 1,000円自社商品券 |
優待取得必要株数 | 100株 |
優待利回り(年間) | 0.27% |
配当利回り | 1.92% |
権利確定月 | 2月 |
配当額は増えていますが、それ以上に株価が上昇しているので、配当利回りはやや低下してきています。配当利回り、優待利回りを合計しても2.5%に届かない状態になっていますが、コーナン商事は、1,000株まで持ち株を増やしても、同じ割合で優待券がもらえる珍しい銘柄です。つまり、100株所有で1,000円分、1,000株所有すると10,000円分の商品券がもらえます。保有株を10倍に増やすと、それに比例して優待額も増加しますので、クロス取引で優待を取得する場合、手間は変わらず優待額を増やすことができます。加えて、2021年2月確定分から、長期保有の優遇も開始されたようです。

それほど利回りが高い銘柄ではありませんが、我が家では、コーナンを利用することが多いので、取得することが多いです。3年という判定期間は少し長いですが、新たに長期保有による優待がはじまりましたので、端株の保有もはじめました。結果が出るのはまだまだ先ですが、楽しみに待ちたいと思います。

コーナン商品券の使い方
多くの株主優待は、使用期限が半年や1年に設定されていますが、コーナン商事の株主優待でもらえる商品券は、使用期限がありません。また、公式サイトで記載されているところを確認できませんでしたので、現在も可能かどうか不明なのですが、我が家の場合、おつりももらえました。このように、コーナンの株主優待は、ほぼお金と同様に使用できる非常に使い勝手のよい優待制度です。
先ほどは優待額と投資額の関係から優待利回りをお示ししましたので、1%にも届かない利回りはいまいちと感じられる方が多いかと思いますが、クロス取引で必要となる経費と、優待額で考えるとそのお得さがわかりやすいのではないかと思います。

今回のクロス取引で必要だった経費は1,560円です。この金額で10,000円の買い物が可能になります。割引で考えると85%に届こうかという高率です。少しの手間でこれだけの買い物が可能になる。我が家では、今後もクロス取引で優待を取得していきたいと思います。
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