少し前になってしまいましたが、第一興商の株主優待優待が届きました。
第一興商は、業務用通信カラオケで業界首位の会社です。直営のカラオケ店として、「ビッグエコー」を運営していますので、私たちにとっては、こちらのブランドの方がなじみが深いかもしれません。カラオケ店でクラスター発生といったニュースもあったとおり、コロナウィルスの感染拡大の影響は非常に大きく、第2四半期の決算説明資料によると、最も影響の大きかった9月後半時点では、85%の店舗が休業、時短が10%、通常営業していたのは、わずか5%しかなかったとのことです。いかに厳しい状態におかれているかが分かる資料です。一方、助成金や協力金等が56億円支払われたとのことで、最終益は改善の予想とのことです。

第一興商の株価と株主優待
カラオケが主な事業なので、コロナウィルスの感染拡大の影響をもろに受けています。ただ、2021年3月期の決算は、非常に厳しい結果でしたが、今期は徐々に回復してきているようです。ただ株価の方は、それなりで推移してきたものが、最近のオミクロン株の影響なのか、再び下落傾向で、11月の高値からは1割を大きく超えて下げているところです。
優待は、5,000円分(500円券×10枚)の優待券です。優待券全部と引き替えに、音楽ソフト子会社のアルバムCDをもらうこともできます。
2021年1月3日時点 | |
株価 | 3,480円 |
1株あたりの配当 | 113円 |
年間優待金額 |
株主優待券500円×10枚×2回(3月、9月) |
優待取得必要株数 | 100株 |
優待利回り(年間) | 2.87% |
配当利回り | 3.25% |
権利確定月 | 3月・9月 |
赤字決算とはなっているものの、配当は継続しているため、配当利回りも3.25%あります。優待利回りは、2.87%ありますので、合計すると6%を超えています。今後、コロナウィルスの感染拡大の影響が薄れ、株価が回復してくれば、この時期に取得した株は大きく育ってくれるのではないかと思いますが、そのときがいつ来るかが分からないので、今は積極的に買っている銘柄ではありません。今回もクロスでの取得です。

優待の使い方
第一興商の株主優待券は、実質現金と同じように会計時に渡すだけで使用できます。優待券は割引券ではありませんので、おつりはでないものの、優待券のみでの支払いも可能となっており、非常に使いやすいです。ビッグエコーなどのカラオケ店だけでなく、下記のような飲食店でも使用できます。

第一興商の株主優待券を使用する際の注意としては、有効期間の確認があります。今回、9月の権利確定分は12月上旬に届いたのですが、実際に使用できるのは約一月後、1月1日からになります。年末には使用できませんので注意が必要です。
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