202年3月権利確定分のTPRの株主優待が届きました。
TPRでは何をやっている会社なのか全く分かりませんが、元々は、潤滑油や潤滑剤の販売をしていた田中源太郎商店が前身。エンジンの重要性が高まる中、心臓部であるピストンリングの製造に乗り出し、田中ピストンリング株式会社、帝国ピストンリング株式会社と社名を変え、2011年、現在のTPRに社名変更しています。大株主の欄には、田中さんの関係者らしき名前は見当たりませんので、帝国のTからとったのか、それとも創業者の理念からTとしたのかと思っていたら、会社のホームページ、歴史のところに「TPRは、企業理念・経営姿勢・行動指針の “Technology(技術力)”“Passion(情熱、とことん)”“Reliance(信頼)”というキーワードに基づくもので、「優れた技術力と情熱をもって価値ある商品の創造に挑戦し、お客様の信頼に応えていく」という決意が込められています。」との記載がありました。うまくあてはめたなぁと思ったのは私だけでしょうか。

TPRの株価と株主優待
売上高、経常利益ともに伸びています。ただ、下半期は、半導体等の世界的な供給制約やコロナの感染再拡大による生産減、ロシア・ウクライナ情勢など不透明感が高まっているとのことです。ただ、こうした状況ではありますが、2023年3月期も売上高、経常利益ともに伸びることを予想しており、株主還元についても、過去最高の年60円配当を計画しているようです。
また市場買付により自己株の取得も実施中のようですが、株価の方は少し残念な状況が続いています。直近は少し値を上げてきてはいますが、長期的には右肩下がりの傾向が続いています。業績が悪いわけでもないし、株価も割高とは感じませんが、EVの普及に伴って、事業の中心であるピストンリング等の将来性を悲観している方が多いのかもしれません。
株主優待は、本業とは全く関係のないお米券となっています。株主優待の検索の中で、割安に放置されている株を見つけて、長期で保有してほしいということなのでしょうか。
2022年6月16日時点 | |
株価 | 1,252円 |
1株あたりの配当 | 58円 |
年間優待金額 | お米券 3kg分(1,320円相当) |
優待取得必要株数 | 100株 |
優待利回り(年間) | 1.05% |
配当利回り | 4.63% |
権利確定月 | 3月 |
お米券はギフト用の封筒に入って届きました。

優待利回りは1.05%ですが、配当利回りは4.63%もありますし、2023年3月期はさらなる増配も予定されています。トータルで5.6%を超える水準になっていますので、十分なお得感はあります。ただ、先ほども触れたように、このような業績ではあるものの、株価の方はそれほどの動きがない状態が続いています。
お米券の使い方
お米券は、あまりなじみのない商品券かもしれませんが、全国のスーパーやドラッグストアなどでも使用できます。クオカードが使用できないスーパーで使用できますので、使い勝手はよいと思います。また、お米券という名前から、お米の購入にしか使えないと思われている方も多いかもしれませんが、お米以外にも使えるお店が多いです。1kg券が440円相当の金券として、使用できます。使用できる店舗は、下記のお米券のサイトで検索できます。有効期限はありませんので、使いやすい商品券です。
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