少し時間がたってしまいましたが、2022年3月権利確定分の帝国電機製作所の株主優待優待が届きました。帝国電機製作所の株主優待はクオカードです。

帝国電機製作所とは
帝国電機製作所の設立は、1939年と非常に歴史のある会社です。設立当初は鉄道保安設備としての電気信号装置などを制作販売していたほか、戦後、1947年には電気自動車の開発、販売なども行っていたようです。主力製品、キャンドモーターポンプの1号機の開発は1960年、現在に至っています。キャンドモーターポンプの国内シェアは約6割、世界シェアも4割弱もあります。

キャンドモーターポンプ?
国内最大手、世界シェアが4割弱あるといわれても、キャンドモーターポンプって普通のポンプと何が違うのかというのがわからない方が大多数ではないかと思います。製品の重要性がわからないと、株式を保有する判断は難しいとお思いますので、会社のページを確認してみました。丁寧に説明されています。


私たちが生活の中でポンプに触れる機会があまりないので、液漏れするポンプ、しないポンプといわれてもよくわかりませんが、使用されているところを見ると、石油化学プラントや医療、食品、原子力発電所などが列挙されていますので、重要な製品であることがうかがえます。
帝国電機製作所の株価と株主優待
年次報告書によると、電子部品事業は低調だったものの、主力のポンプ事業が堅調に推移し、売上高は回復しているようです。株価は、コロナショックの回復後、じりじり下げている時期はあったものの、徐々に盛り返し、現在は、おおむね右肩上がりとなっています。2022年3月期は、14円の増配で、年間配当が50円となっています。
優待品は、クオカードです。
2022年7月5日時点 | |
株価 | 1,657円 |
1株あたりの配当 | 50円 |
年間優待金額 | クオカード1,000円 |
優待取得必要株数 | 100株 |
優待利回り(年間) | 0.60% |
配当利回り | 3.02% |
権利確定月 | 3月 |
大幅な増配となっていますが、配当利回りでいうと3.02%、優待利回りも0.60%程度なので、合計しても4%にも届いていません。2022年3月期の一株益が103円程度だったことを踏まえると、大幅な増配が見込める状況ではないと思うので、株価が上昇していくと、利回り的にはあまりうまみのある銘柄ではないのかなという気がします。三菱電機が筆頭株主なので、株価の方で大化けしてくれる可能性はあるのかもしれませんが。今のところ、優待はクロスで取得していく銘柄かなと思っています。

クオカードの使い方
クオカードは、約6万店で使用できる全国共通のギフトカードです。ローソンやセブンイレブンといったコンビニのほか、マツモトキヨシやデニーズ、エネオスの一部店舗や紀伊國屋書店(一部店舗除く)でも使用できます。非常に使いやすいギフトカードです。全国的なチェーンでなくても使用できることも多いので、使用する場所に困ったときは、一度使用できる店舗を確認してみてはいかがでしょうか。案外、近くの店で使用できるところが見つかるかもしれません。
我が家では、最近の燃料高騰対策の一つとして、ガソリンの購入にクオカードを使っています。あまり使用できる店舗がないのが残念なのですが、少し離れたところに使えるところを見つけましたので、積極的に活用しています。エネオスの店舗は多いので、もっと利用できるようにしてくれればいいのにと思いつつ、少し足を伸ばすくらいで実質的に半額以下になるような値引きで燃料を入れられるので、クオカードの優待銘柄は、積極的に獲得しているところです。


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