コスモス薬品の株主優待優待が届きました。
コスモス薬品は、九州が地盤のドラッグストアですが、小商圏にも大型店を多数展開するやり方で、東へ東へ店舗数を増やしており、2021年11月末現在では、1,172店舗にもなっています。首都圏にも進出をはじめており、東京や神奈川、千葉にも店舗ができています。売上高のシェアで見ると、ウエルシア、ツルハに続く第3位となっています。

コスモス薬品の株価と株主優待
株主優待と同時に送られてきたレポートによると、今期も売り上げは順調に増加しているようですし、店舗数も伸ばしてきています。ただ、利益については、前期の同じ時期よりは少なくなっており、通期でも減益の予想になっているようです。こうしたこともあってか、昨年11月の権利確定以降、株価は下落傾向で2月初旬に約1万4千円まで下げています。現在はやや値を戻した状態です。
株主優待品は、コスモス薬品の店舗で使用できるお買い物優待券です。おつりは出ませんが、割引券ではありませんので、優待券のみで買い物することができます。

また、近くに店舗がない等で、コスモス薬品の優待券を使用できない場合は、全ての優待券を返送することで、お米券への交換も可能となっています。お米券にすれば、有効期限はなくなりますが、買い物できる金額が、500円から440円に下がってしまいますので、コスモス薬品の店舗を利用できない方向けのものだと思います。

長期優待制度もありますが、株主優待券と一緒に送付されてる案内書に、権利確定付き以外に、2月末、8月末での保有株数を確認していると記載がありますので、端株で長期認定を受けることはできないと思います。ただ実際に確認してはいませんので、もし実際に試してみた方がおられたら教えていただければと思います。
コスモス薬品の株主優待は、100株から取得することができますが、株価が高いので、200万円近い資金が必要となります。ただ、この影響もあるのか、優待が少ない11月にもかかわらず、ぎりぎりでクロスすることができる銘柄です。今年は、権利付き最終日の1日前にクロスしました。
2022年2月16日時点 | |
株価 | 15,140円 |
1株あたりの配当 | 70円 |
年間優待金額 | お買物優待券 500円×10枚(5月) お買物優待券 500円×10枚(11月) |
優待取得必要株数 | 100株 |
優待利回り(年間) | 0.66% |
配当利回り | 0.46% |
権利確定月 | 5月・11月 |
権利確定時よりもだいぶ株価は下げていますが、それでも株価が高いため、配当利回りは、わずか0.46%、優待利回りも0.66%しかありません。権利確定日頃の株価、1万9千円あまりで計算すると、さらに厳しい状態になります。ただ、クロス取引で優待を取得すると、優秀な銘柄です。11月に権利確定する優待銘柄は少ないですし、権利付き最終日近辺でもクロスでき、必要な経費も抑えられます。今回確定にかかった費用は下記の通りです。

買い、売りの経費額が1,164円。優待額は5,000円ですので、4千円弱お得に買い物できることになりました。ドラッグストアでの買い物を約80%オフにできると考えると、非常にお得な優待といえるのではないでしょうか。
お買物優待券の使い方
コスモス薬品の各店舗で使用できます。お近くに店舗のない方は、お得さは少し失いますが、お米券にも交換できますので、多くの店舗で使用できます。会計の際、お金と同じように優待券を出して使用できます。おつりは出ませんので、我が家では、端数は現金で支払うようにしています。
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