少し時間がたってしまいましたが、ヴィレッジヴァンガードコーポレーションの株主優待優待が届きました。
ヴィレッジヴァンガードコーポレーションは、書籍やCD、雑貨や食品等の複合小売店、ヴィレッジヴァンガードを展開している会社です。イオンモールなどのテナントに入居していることも多いので、特徴的なポップがたくさん設置されている店舗を見ることも多いのではないでしょうか。図書カードが使用できますし、本もそこそこ置かれていますが、そこいらの本屋とは全く違う店作りです。

その特徴的な店作りが、会社の存在理由のようです。

以下は、決算説明資料の一部です。「いままで世の中になかった独創的な空間を顧客に提供し続ける」。たまにのぞくと確かに面白そうなものがあって楽しませてくれる店舗になっていると思います。

ヴィレッジヴァンガードコーポレーションの株価と株主優待
コロナウィルスの感染拡大の影響だけなのかは分かりませんが、既存店の売り上げは減少、さらに店舗数も減少し売り上げ売り上げは落ち込んでいます。販売管理費も減少し、経費削減の努力は見えますが、売り上げの減少の方が大きく、販管費率は上昇中です。22年5月期に向け、さらに店舗数が減少する見通しとなっており、厳しい状態です。
株価は、株主優待の権利確定に向けて緩やかに上昇し、確定後、大きく下げるといった状況です。優待をフルに活用して、権利確定の下げをカバーできる位なので、権利確定直前に購入する安心感はない銘柄です。
2022年2月10日時点 | |
株価 | 1,000円 |
1株あたりの配当 | 0円 |
年間優待金額 | 自社買い物券10,000円分 (長期保有12,000円分) |
優待取得必要株数 | 100株 |
優待利回り(年間) | 10.0% |
配当利回り | 0.0% |
権利確定月 | 11月 |
上記のような業績なので、配当はありません。ただ、優待利回りは10%と非常に高額です。お買い物額2,000円に対して、1枚(1,000円分)の買い物券が使用できるという仕組みなので、それほど使いやすいといえるものではありませんが、10万円に対し、1万円の優待というのは、高額還元の部類です。ちなみに2015年までは、優待券のみでの買い物も可能という素晴らしい優待だったのですが、さすがに会社負担が大きすぎたのか、現在の形になってしまいました。先ほど業績の話に少し触れましたが、あまり思わしくない状態なので、今後、さらに優待制度が改悪させる可能性もあるのではないかと心配しています。
我が家では、定期的にヴィレッジヴァンガードで面白そうなものを購入していますので、クロスではなく長期保有しています。改悪される前からのホールドなので、今回も12,000千円分いただきました。
ヴィレッジヴァンガード優待券の使い方
ヴィレッジヴァンガードコーポレーションの株主ご優待券は、買い物額2,000円に対し、1枚(1,000円分)使用できる形のものです。使い方は非常に簡単で、会計時に提出するだけです。昨年、この株主優待券の偽造があったとのことで、今回からは、表紙と優待券を切り離した場合、無効になるという措置が導入されたようです。必ず冊子ごと提出してください。

優待券の方にも、「切り離し無効」の印字がされています。
会計時にトラブルにならないよう、必ず冊子ごと渡すようにしましょう。


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