SBI証券 ジュニアNISAの活用(2)

株主優待・家計管理

ジュニアNISAの廃止が決まり、これまで活用のネックといわれていた18歳まで払出制限がなくなり、制度廃止後の2024年以降は自由に払出ができるようになります。このため、いざというときには出金できるという安心感からか、制度が継続している残り2年間の間、ジュニアNISAを活用しようという動きが出ているようです。実際、制度廃止決定後、口座開設数も伸びているというニュースも流れているところです。

実際にジュニアNISAを活用しようとすると、子供名義の証券口座を開設し、その口座に入金、買付と手間がかかります。まして、積立にしようとするとさらに手間がかかることになります。我が家では、できるだけ手間なくジュニアNISAで積立ができるよう設定していますので、前回、今回と2回に分けてその方法をご紹介しています。

前回は、ジュニアNISAとはどういうものか、SBI証券でのジュニアNISAを活用した買付方法についてご紹介しました。今回は、買付を行う資金を自動入金する仕組みについてご紹介します。

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ジュニアNISAへの買付資金の自動入金

SBI証券でジュニアNISA口座を開設し、困ったのが入金方法です。子供名義の住信SBIネット銀行の口座を開設し、親の口座からの定額自動振込、子供口座での定額自動振替で買い付け資金を自動入金するつもりだったのですが、事前にちゃんと確認していなかったため、子供口座のSBI証券の住信SBIネット銀行口座開設ボタンを押すと、下記の画面になってしまいました。

事前に確認していなかったのがいけないのですが、これは想定外です。前回の記事で住信SBIネット銀行のQ&Aをご紹介しましたが、15歳以上でないと口座開設できないようです。住信SBIネット銀行の口座が開設できないとなると、簡単に自動化できません。ただ、定期的に下記の「即時入金」を使用するのは相当面倒なので、調べてみると、振込による入金が活用できそうでした。

SBI証券に銀行振込用入金口座を用意する

SBI証券の口座を開設しただけでは、振込による入金はできませんので、まず、振込入金用の口座を申し込む必要があります。

口座管理から、お客様情報設定・変更、お取引関連・口座情報を開きます。下の方にスクロールさせると、入金サービスの項目があります。初期では、リアルタイム入金の隣に口座番号が表示されていませんので、リアルタイム入金をクリックし、申し込みを行います。

初期ページは、リアルタイム入金になっていると思いますので、銀行振込を選びます。

スクロールさせると、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行の3行から選んで申し込みができるようになっています。

設定が完了すると、振込入金用の銀行口座名が表示されるようになります。この口座に振込を行えば、SBI証券口座に入金できます。

楽天銀行で毎月おまかせ振込予約を設定する

SBI証券の振込入金用口座を確認したら、この口座に本人名義の口座から振込を行えば、入金できるようになります。この作業を自動化するには、未成年口座が開設できて、自動振込サービスのある銀行が必要です。調べればもっとあるのかもしれませんが、未成年口座を開設するためには、通常保護者の口座も必要となるので、今回は、楽天銀行を利用します。

利用するサービスは、楽天銀行の、毎月おまかせ振込予約です。このサービスは、楽天銀行のポイントプログラム、ハッピープログラムの対象となっており、条件を満たせば無料で利用できます。

設定も非常に簡単で、「毎月おまかせ振込予約」を選択、次に、「毎月おまかせ振込予約の新規設定」を選択すると、振込先や金額、実行日などを設定する画面になりますので、先ほどSBI証券で設定した振込入金用の口座を指定します。

先ほども申し上げましたが、この毎月おまかせ振込予約は、ハッピープログラムの対象になっているので、他行振り込みの無料回数を消費して実行することができます。他行振り込みを1回無料にするための条件は、預金残高10万円以上となっていますので、入金のタイミングと出金のタイミングを調整して、ハッピープログラムの判定日、毎月25日には10万円以上の残高になるようにしておく必要があります。

未成年者の銀行口座を作るためには、楽天銀行を活用する必要がありますから、SBI証券にしか取扱いがない外国株式等への投資を考えていないのなら、楽天証券にジュニアNISA口座を用意する方が振込手数料を気にする必要がなくていいかもとは感じましたが、楽天証券のNISAは活用したことがないので、具体的な手続きはよく分かりません。

まとめ

我が家のジュニアNISA口座の自動積立設定は下記のような全体像になっています。給与口座は指定の金融機関がありますので、一度住信SBIネット銀行に定額自動入金で資金を移動させ、住信SBIネット銀行の定額自動振込で資金を振り分けます。ジュニアNISAの積立用資金もその1つで、子供名義の楽天銀行に振り込みし、楽天銀行からは、先ほどご紹介した毎月おまかせ振込予約でSBI証券への入金が完了です。前回ご紹介したSBI証券の積立設定を行っていれば、毎月の作業は「ゼロ」でジュニアNISAで積立を行うことができます。

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