SBI証券 ジュニアNISAの活用(1)

株主優待・家計管理

ジュニアNISAの廃止が決まり、これまで活用のネックといわれていた18歳まで払出制限がなくなり、制度廃止後の2024年以降は自由に払出ができるようになります。このため、いざというときには出金できるという安心感からか、制度が継続している残り2年間の間、ジュニアNISAを活用しようという動きが出ているようです。実際、制度廃止決定後、口座開設数も伸びているというニュースも流れているところです。

実際にジュニアNISAを活用しようとすると、子供名義の証券口座を開設し、その口座に入金、買付と手間がかかります。増して、積立にしようとするとさらに手間がかかることになります。我が家では、できるだけ手間なくジュニアNISAで積立ができるよう設定していますので、2回に分けてその方法をご紹介します。

スポンサーリンク

ジュニアNISAとは

ジュニアNISAの制度設計時の趣旨は、親や祖父母が投資に必要な資金を提供し、長期の投資を行うことで、子供や孫の将来のための資産形成や、進学、就職といった資金需要をカバーしようとしたものです。このため、18歳になるまでは自由に資金を引き出せないという制限がありました。

長期にわたって資金が拘束されることになるため、積極的に活用しづらいと感じていた方が多かったようです。今回、ジュニアNISAが廃止されることになり、制度廃止後は、自由に払出可能になることに加え、引き出ししなければ、18歳である年の前年12月31日までは非課税で運用できるという選択ができるようになったということで、改めて見直されている状況です。現在活用されていない方でも、今からの開設で22年分、23年分の2カ年分の非課税枠の利用が可能であり、合計160万円の投資ができることになります。

SBI証券 ジュニアNISA

ジュニアNISA口座を開設するには、親の口座が必要なので、ご自身の手間のない証券会社を選ばれればいいと思いますが、SBI証券の場合、外国株式もジュニアNISAで行えますので、米国株などを考えている方にとっては一択となります。

我が家は、SBI証券+住信SBIネット銀行を活用していたこともあり、ジュニアNISAもSBI証券で開設しましたが、あとで住信SBIネット銀行は未成年口座を開設できないことを知り、当初考えていた入金の自動化に手間取ることになってしまいました。証券口座を活用するためには、どうしても銀行口座が必要になると思いますので、住信SBIネット銀行とあわせて活用しようと考えている方は注意が必要です。

ジュニアNISAでの買付

SBI証券のジュニアNISAでの買付方法は、通常の買付方法と全く変わりません。積立買付の場合、下記のように、積立買付を選択し、預かり区分をジュニアNISAにするだけです。あとは、積立金額や積立頻度を設定して完了です。


これだけの設定で、例えば毎日投資信託を積み立ててくれるようになりますので、非常に簡単です。ただ、未成年口座では、クレジットカードから積立ができませんので、ジュニアNISAで積立を行おうとすると、この設定だけでは、定期的にSBI証券の口座に入金するという作業が必要になってしまいます。この作業を怠ると、せっかくの積立設定が生かせません。SBI証券のジュニアNISA口座に自動入金するには、少し作業が必要なので、このあたりは、次回ご報告したいと思います。

コメント