加湿器の選び方&簡単修理(ナカトミ SFH-12)

家電・家具

暖冬傾向とはいえ、だいぶ気温が下がってきましたし、湿度の低い日が続き、冬らしい天気になってきました。我が家では、この時期の健康対策として、加湿器を多用しています。以前は、空気清浄機に付属の機能を活用していたのですが、掃除が面倒なので、ここ数年は、専用のものを使うようになっています。専用機を使い始めてすぐは、消費電力の有利さもあり、超音波式を使用していたのですが、象印の加湿器を使用するようになって、暖かい蒸気を排出する機器を使っている場所の方が気持ちがいいような感じがあり、現在は、全て暖かい蒸気が出るスチーム式を使っています。下記が、現在我が家で使用している加湿器です。

  1. ナカトミ SFH-12 スチームファン式 (2021年購入)
  2. 三菱重工冷熱 SHE-35RD スチームファン蒸発式 (2018年購入)
  3. 象印 EE-RK35 スチーム式 (2015年購入)
スポンサーリンク

加湿する方法による分類

我が家では、使ってみた印象からスチーム式の加湿器を使用していますが、複数の加湿方法があって、それぞれ特徴があります。機器の中には、複数の方式を組み合わせ、ハイブリッドになっているものもあります。

 

スチーム式

気化式

超音波式

仕組み

水を加熱し、その蒸気によって加湿する

加湿用のフィルターを風で乾燥させることで加湿する

水を超音波で振動させ、ミスト状にして噴出して加湿する

使用電力

×

室温への影響

上がる

下がる

ほぼ同じ

メリット

お湯を沸かした蒸気で加湿するため、衛生的でパワフル

水を温めないので、電気代が抑えられる

消費電力に加え、本体も安価なものが多い

デメリット

お湯を沸かすため、消費電力が大きい
蒸気の吹き出し口が高温になりやすく、やけどのリスクも

水タンクやフィルターに雑菌やカビが発生しやすく、定期的な清掃が必要
熱を加えないため、加湿速度が遅い傾向

水タンク内に雑菌が発生しやすいほか、周囲に結露が出やすい

加湿器の選び方

先ほどの表で、加湿方式による大まかな特徴は分かっていただけたと思います。それぞれの方式にメリットとデメリットがありますので、自分が重視するポイントは何かを決めれば、ある程度の機種に絞り込むことができると思います。

とにかく手間をかけずに加湿したい方

スチーム式 がおすすめ

気化式や超音波式は、定期的に掃除をしないとカビや雑菌が繁殖してしまいます。スチーム式も水タンクを使用するものは、一定の掃除が必要ですが、それでも気化式や超音波式と比較すると、掃除の手間は少ないと思います。我が家が使用している象印の機種は、水タンクもありません(水タンク全体を沸かして加湿している)ので、お手入れは非常に簡単、そしてパワフルに加湿してくれます。

コストをかけずに加湿したい方

単独で使用するなら超音波式 がおすすめ

空気清浄機と併用なら気化式 がおすすめ

超音波式は、本体も安いものが多いですし、消費電力も低く、非常にコストが抑えられます。また、インテリアに配慮したデザインのものや、アロマがセットできるものも多くあります。本体の選択肢が多いので、自分に合ったものを選ぶことができます。

気化式の場合、空気清浄機の機能の一つとして付属しているものもあります。我が家では、ダイキン、パナソニック、シャープの空気清浄機を使用しているのですが、すべての機種に加湿機能が付属しています。空気清浄機をすでにご使用なら、加湿機能がついているか確認するだけで、加湿できるようになるかもしれません。ただ、定期的にしっかり掃除しないと、空気清浄機から吹き出す風がくさくなってしまいますので、注意が必要です。

そのほかの視点

加湿方法によって、候補をある程度絞り込んだら、加湿したい場所の広さや設置場所、給水のタイミング(タンク容量)、アロマ機能、タイマー、湿度調整、チャイルドロック、など、ご自身に必要となる条件でさらに機種を絞り込めばいいと思います。

我が家の場合、設置場所にはあまり制限がありませんので、多少大きくても加湿機能の高いものを選びましたし、アロマ機能やタイマー、チャイルドロックは必要ないものとして考えました。ただ、湿度調整機能がないと、結露がかなりひどくなりますので、湿度調整機能はあった方が望ましいとは思います。

おまけ 加湿器の修理(ナカトミ SFH-12)

加湿器を年中使用しているお宅は少ないかと思います。我が家も3月から4月ごろに片づけて、この時期にまた使用できるように準備するのが通例です。今年も先日準備を行いました。その中で、今年の2月に購入したばかりのナカトミSFH-12の運転ができないというトラブルがあり、簡単に修理できましたので、その状況をご報告したいと思います。

異常な症状

症状としては、タンクに水をセットしても給水を認識せず、給水ランプ(水がないときに点灯するもの)が点灯したままになり、運転できないというものでした。
このナカトミSFH-12には空焚き防止機能がついているので、給水ランプが点灯していると、空焚きを防止するため、運転できない仕組みになっています。このため、このままでは、まったく加湿できないという状況です。2月に購入したものなので、実質1シーズンも使用していないものですから、正直、まじかという感じでした。

販売店への連絡

まだメーカー保証期間内ということもあり、すぐに販売店に連絡したところ、メーカーに相談するよう回答がありました。

指定の電話番号は、付属の説明書にも記載されている番号でした。お昼に電話したのですが、待たされることもなく、すぐにつながりました。

メーカーの指示で簡単復旧

SFH-12には、水タンクが2つセットできるのですが、その中ほどに下記のような部分があります。メーカーの話によると、この部分についている雨季のようなパーツが浮上しているかいないかで、給水が必要がどうかを判断しているとのことでした。
部品が濡れたまま乾くと、まれに下の部分にくっついたままになり、浮上することができなくなり、今回生じたようなエラーが起こるとのことでした。下のパーツを楊枝などでつつくと復旧するとの指示で、実際、楊枝で突くとすぐに浮き上がってエラーが消えました。

だれでも簡単にできる作業だったのですが、ネットで症状を調べても、またマニュアルにも対応が出ていませんでしたので、共有させていただきます。シーズン物の家電品なので、壊れたかと思う方も多いのではないでしょうか。今回は、まだメーカー保証の期間内なので、連絡をして事なきを得たのですが、数年使用していた状況なら、買い替えていたかもしれません。非常にレアなケースなのかもしれませんが、メーカーに症状を報告したら、すぐにこの対応を教えてくれましたので、それなりの事例があることなのかもしれません。説明書の「こんな時は」ぐらいに簡単に紹介してくれてもいいのではないかとは感じました。

コメント