GMOあおぞら銀行 実質金利最大0.61%

株主優待・家計管理

SBI証券と住信SBIネット銀行、楽天証券と楽天銀行、auカブコム証券とauじぶん銀行と同じように、GMOクリック証券もGMOあおぞら銀行と連携させる証券コネクト口座という仕組みがあります。他社の連携同様、金利がアップするのはもちろんなのですが、GMOフィナンシャルHDの株主優待を利用すると、大幅に実質金利をアップさせることができますので、今回はその仕組みをご紹介します。

スポンサーリンク

証券コネクト口座とは

証券コネクト口座は、GMOクリック証券の口座と連携したGMOあおぞら銀行の円預金口座のことです。同じような仕組みは他社にもあり、SBI証券では、SBIハイブリット預金、楽天証券ではマネーブリッジ、auカブコム証券では、マネーコネクトと呼ばれています。サービスの内容は同じようなものになっています。

預金金利の比較

証券口座を連携させた銀行口座は、各社とも預金金利を優遇しています。証券コネクト口座では、2022年3月現在年0.11%という金利になっており、通常の普通預金と比較すると、110倍に設定されているとのことです。参考までに、他社の連携と比較すると下記のような状況です。

  auカブコム証券
×
auじぶん銀行
SBI証券
×
住信SBIネット銀行
楽天証券
×
楽天銀行
GMOクリック証券
×
GMOあおぞら銀行
金利 0.10% 0.01% 0.10% 0.11%

単純に比較すると、最高の金利となっていますが、auじぶん銀行の場合、auカブコム証券に加え、auPAYやauPAYカードも連携することで最大0.2%まで引き上げることができます。また、住信SBIネット銀行、GMOあおぞら銀行は、連携口座の資金を明示する必要(円代表口座とは別の口座で、振替が必要)があるのに対し、auじぶん銀行、楽天銀行は、円口座そのものの金利がアップしますので、手間がありません。

最大0.61% 証券コネクト口座の活用

先ほどの預金金利の比較では、GMOあおぞら銀行が有利な部分はあるものの、普通預金から証券コネクト口座に資金を振り替える必要があったり、設定次第ではauじぶん銀行の金利に大きく後れをとったりしています。でも、我が家では積極的に資金をおいています。その理由は、GMOフィナンシャルHDの株主優待の利用にあります。

GMOフィナンシャルHDの株主優待は、3つのコースを選択できる仕組みになっています。

  1. Aコース GMOクリック証券対象取引の取引手数料キャッシュバック
  2. Bコース GMOクリック証券FXネオ取引キャッシュバック
  3. Cコース 証券コネクト口座の平均残高に応じてキャッシュバック

我が家では、このCコースを選択し、証券コネクト口座の残高に応じたキャッシュバックを受けることで、証券コネクト口座の実質金利をアップさせています。キャッシュバックされる金額は、保有株式の数でキャッシュバック率、金額の上限が決められています。

現在のGMOフィナンシャルHDの株価水準だと、5,000株保有で約400万円です。ここまで保有するのは少し厳しいので、我が家は1,000株保有し、0.35%、上限10,000円のキャッシュバックをいただいています。キャッシュバックが上限に達する預入金額はだいたい600万円くらいに設定されているので、この金額以下であれば、通常金利0.11%にプラスして、キャッシュバックを受けられるということになります。我が家の場合、0.11%+0.35%=0.46%になります。この金利は、auじぶん銀行の0.2%を大きく上回ります。楽天銀行の預金金利も300万円以上で下げられることになったことを踏まえると、上限に達する残高が600万円程度というのもありがたいところです。

まとめ

GMOあおぞら銀行は、ATM利用手数料や、他行あて振込手数料の無料回数を上げるための条件が厳しく(外貨普通預金の残高条件しかない)、普段使いする銀行としては、やや残念な状況かなと思っています。

でも、上記のような実質金利、また、他行あて振込手数料も1回は無料で行えることから、投資用の待機資金を置いておくところとして活用しています。GMOフィナンシャルHDは、2022年3月時点、auカブコム証券で一般信用で売建できる銘柄となっています。我が家では長期保有していますが、キャッシュバック額を踏まえると、クロスで取得してもいいと感じるレベルではないかなと思います。

コメント