超簡単!エクセルでランダム文字列のパスワード生成してみる

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パソコンやスマートフォンがあたりまえに生活の中に入ってきて、買い物だけでなく、銀行や証券、保険などもネットで手続きできるようになってきました。我が家でも、それぞれのサイトに、自分のユーザーアカウントがあり、IDやパスワードを入力して利用しています。

こうした情報の管理には、どの家庭も気をつけているとは思いますが、情報が漏洩したというニュースは後を絶ちませんし、実際に銀行からお金が引き出されたり、身に覚えのない買い物がされていたりといった被害も報告されています。

この記事では、こうした被害に遭うリスクを少しでも下げるための1つの方法として、安全性の高いパスワードをエクセルで簡単に生成するための方法を紹介します。

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安全性の高いパスワードの条件とは

マカフィーの公式ブログでは、安全性の高いパスワードの設定条件として、下記の5つが紹介されています。

  1. 可能な限り多くの文字を使用する
  2. 大文字と小文字を組み合わせる
  3. 数字、句読点、記号を入れる
  4. 名前や誕生日のような個人情報、メールアドレスの@の前の文字列は使わない
  5. 地名や辞書にある単語は使わない

この条件を満たすパスワードを適当に作ろうとすると、それはそれで手間のかかるものです。増して、パスワードの使い回しをしないよう、複数のものを考えようとすればなおさらです。

エクセルでパスワードを生成する

安全性の高いパスワードにするには、一定の手間が必要となるため、「パスワード 生成」などをキーワードに検索すると、指定の条件でパスワードを生成してくれるサービスが出てきます。こうしたサービスを利用すれば、非常に簡単にパスワードを生成することができます。

が、もし表示したパスワードを辞書化されていたら、それが悪意を持った団体に流出したら、とか心配してしまう方もいるのではないでしょうか。我が家も、どうせ対策するなら、パスワードの生成も内製化してしまえないかと検討して、エクセルを使って生成することにしました。非常に簡単にできます。まずはシートをご覧ください。

このシートでは、12個の文字を持つパスワードを15個生成することができます。列方向のデータを増やしていけば、12個以上の文字を持つパスワードを生成することもできますし、行方向のデータを増やせば、一気に15個以上のパスワードを作ることもできます。

使い方は簡単で、黄色に着色されているセル「C6」に、パスワードに使用する文字を入力するだけです。今は少なくなってきましたが、サイトによっては数字だけや記号が使えないというところもあるので、候補の文字を指定できるようにしています。入力が必要なのは、ここだけです。

使用している関数も、下記の3つだけです。

  • LEN関数
  • MID関数
  • RANDBETWEEN関数

作動の仕組みに各関数の役割を記載していますので、参考にカスタマイズしてください。

もうだいぶ前になりますが、カードの不正請求を受けたことがあります。しかも状況的には、クレジットカード会社が番号を流出させたようでした。(ある買い物専用に作ったカードで、結局利用しなかったので、カード会社だけしか番号を知り得ないカードに請求があった。このため、カード会社に調査を依頼したが、わからないというだけで終わってしまった。)どこで被害に遭うかわかりません。カードの明細を確認するのはもちろんのこと、IDやパスワードの管理もしっかり心がけて、ネット社会で安全に暮らしていきたいものです。

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