Excelで簡単作成 月間(年間)予定表

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会社はもちろん、町内会やサークルなどでも、複数の人が集まって作業する場合には、スケジュールを作成することが大事になりますよね。そのような時、皆さんはどんなソフトを使用しているでしょうか。会社では、専用のスケジュールソフトもあるかもしれませんが、Excelでも簡単に作成することができますので、今回は、Excelを使用した予定表の作成方法をご紹介します。

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完成イメージ

最後まで見ていただくと、このような予定表が作成できます。

今回使用した関数と機能

  • 関数 DATE IF MONTH WEEKDAY(条件付き書式で使用)
  • 機能 条件付き書式

使い方

  • B3に作成したい年(西暦)を入力します。
  • B4に作成したい月を入力します。

関数の動作

では、関数の動作を確認しながら、作成していきます。

B列のセルの設定

  • DATE($B$3,$B$4,1)

DATE関数は、引数に年、月、日を指定すると、日付のシリアル値を返してくれます。シリアル値は、Excel内部で日付を管理しているものなのですが、よく分からなくても、年、月、日を合成して、日付にしてくれるくらいで大丈夫です。

  • IF(B8=””,””,IF(MONTH(B8)=MONTH(B8+1),B8+1,””))

ここが少しわかりにくいかもしれませんが、関数を使用している目的が分かれば、簡単に理解いただけると思います。セルの基本は、「B7+1」、1つ上のセルの値に、1を足すという計算をしています。この計算だけだと、1年の中には、31日と30日の月、2月は28日だったり、29日だったりしますので、月の最後に来月の日付が入ってしまい、格好が悪いので、2つのIFでそれを防いでいます。

まず、1月が30日の時、翌月の1日を表示させないためのIFが、2つ目(中側)のIFです。

  • IF(MONTH(B8)=MONTH(B8+1),B8+1,””)

MONTH関数で、月を抜き出して比較できるようにすることで、一つ上のセルの月と今回のセルの月が同じであれば、日付を1増やすけど、月が変わってしまえば、空白にしておくという条件を設定しています。これで、30日には対応できるようになりました。でも、2月の場合は、空白以降もセルが続くため、エラーになってしまいます。このエラーに対応するのが、最初のIFです。

  • +IF(B8=””,””,最初のIF)

一つ上のセルの値がすでに空白になっているのであれば、このセルも空白にしてしまう。このIFで、2月問題を解決しています。

C列以降のセルの設定

予定表を作成する月数を増やすには、C列以降に加えていけばいいです。

  • DATE($B$3,$B$4+1,1)

DATE関数の月の引数の部分に1を加えているだけです。

条件付き書式の設定

Excelでは、セルに特定の値が入力された場合に、セルの書式を変化させてくれる機能があります。予定表の場合、土曜日、日曜日の書式を変えておけば、1週間のサイクルがわかりやすくなると思いますので、土日はセルの色を変えておきます。

条件付き書式で設定する項目は、下記の3つです。

  1. 条件付き書式を設定したい場所
  2. 書式を変化させる条件
  3. どのような書式に変化させるか

順に確認していきます。

条件付き書式を設定したい場所を選択します。このシートでは、2列で1月を表示させているので、2列ごとに設定することになります。例では、F列G列を選択しています。

条件付き書式をクリックします。

今回は、土曜日、日曜日の場合、セルの着色を変えるという設定を行いたいので、数式を使用して、書式設定するセルを決定を選び、WEEKDAY関数を使用します。WEEKDAY関数は、引数に日付を指定すると、曜日を数字で返してくれます。

返す値1234567

下記の画面は、日曜日の設定を行っているところなので、WEEKDAY関数に「1」を指定しています。同じように、土曜日は、「7」を指定して、書式を設定すればO.K.です。

条件付き書式ではありませんが、今回は、曜日も表示できるよう、ユーザー定義の書式を設定しています。「aaa」が曜日の1文字を表示(日とか)する、「aaaa」が曜日を3文字(日曜日とか)にできますので、必要に応じて、削除、修正をしてみてください。

今回は、簡単に予定表を作成することを目的にしているので、祝日の対応はのぞいています。祝日にも条件付き書式を設定したい場合は、祝日のデータを入力すれば可能なので、必要な方は試してみてください。

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