ドライブ名の固定でトラブル回避

ドライブ名の固定 パソコン・iPad

Windowsがドライブ名(ドライブレターやドライブ文字ともいう。)を割り当てるルールは、機器を接続した順にアルファベットを割り当てるようになっています。メーカー製パソコンなど、通常であれば、Windows本体が保存されているドライブが、C、追加のHDDやSSDを接続している方は、「Dドライブ → Eドライブ → Fドライブ → Gドライブ・・・・」といった形で順番に割り振られていると思います。

余談ですが、Aドライブ、Bドライブがないのは、現在では知らない人もいるようになったフロッピーディスクドライブが割当てられていたからで、現在では使うことはまずないかなと思います。

多くの場合、Windowsが勝手に設定するドライブ名のまま使用しても問題ありませんが、例えば、バックアップソフトで外付けハードディスクにデータを保存させようとしたとき、ハードディスクの接続順序で、設定を変えないといけなくなるようなことが起きます。具体的には、最初の作業時には、外付HDDだけを接続している場合、

D: 外付けハードディスク

にデータのバックアップが行われます。

毎回同じ環境で作業を行えば、問題はありませんが、次に作業を行ったときは、先にSDカードを挿入している環境に、外付けハードディスクを接続したとします。そうなると、Windowsは、SDカードを先に認識しているため、こちらを先にドライブ名を割り当て、

D: SDカード
E: 外付けハードディスク

のような環境になります。このような状況で、バックアップソフトの設定を変えずにバックアップ処理をすると、前回のデータがDドライブにないということになります。バックアップソフト側の設定を変えれば、正常に作動させることができますが、いちいち接続する順番を気にするのは面倒です。そこで、今回紹介するドライブ名の設定を行っておけば、こうした面倒な手間を回避することができます。

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ドライブ名を固定するには

WindowsキーとXキーを同時に押し、メニューから「ディスクの管理」を選択

変更したいドライブを右クリックし、「ドライブ文字とパスの変更」を選択。

「変更」をクリック。

今後、この機器を接続した場合に継続的に使用するドライブ名を選択し、「OK」をクリック。今回は、「Sドライブ」に変更。

メッセージボックスの内容を確認し、「はい」をクリック。

一度設定しておけば、同じ機器を接続したときには、設定したドライブ名が反映されるようになります。簡単な設定で、エラーの回避や、毎回の設定など、面倒な操作を避けることができるようになりますので、おすすめの設定です。ぜひお試しください。

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