DocuWorksは、富士フイルムビジネスイノベーションが開発しているソフトウェアです。2021年4月1日に社名変更されたばかりなので、多くの方にとっては、富士ゼロックスの方がわかりやすいかもしれません。実際、ソフトウェアをインストールすると、「Fuji Xerox」という名前のフォルダが作られます。
便利だよという話は聞いていたのですが、実際に使っている場面に遭遇したことがなく、自分でもやってみようというところまで至らなかったのですが、最近、使用している方の画面を見ることがあって、これは便利そう、と直感的に感じましたので、早速購入してみました。使い込めば、相当便利に使えそうなので、このサイトで紹介しながら、使い方を学んでいきたいと思います。今回は、初回なので、DocuWorksがどのようなソフトウェアなのかを紹介したいと思います。
DocuWorksとは

富士フイルムビジネスイノベーションのサイトでは、「ドキュメントハンドリング・ソフトウェア」と紹介されています。ドキュメントハンドリング? 私にとっては、全くなじみがないことばでしたので、余計に分かりにくく感じましたが、簡単に言えば、パソコン上で、電子文書も、紙文書も一元管理できるようにしてくれるソフトウエアです。
DocuWorks Desk
DocuWorksは、「DocuWorks Desk」と「DocuWorks Viewer」という2種類のソフトウェアで構成されています。パソコン上で、文書を管理できるソフトウェアといえば、PDFの方が一般的だとは思いますが、PDFに近いのが、Viewerの方で、Deskは、本当に机(作業スペース)といった感じです。
パソコンを使って仕事をすると、ExcelやWord、PowerPointといったオフィスソフトだけでなく、職種によっては、専門性のあるファイルを扱うこともあると思います。また電子的なファイルだけでなく、会議や打ち合わせでは、紙の資料を使うこともまだまだあるのではないでしょうか。DocuWorksは、こうした様々な形式の文書を一括管理することができます。

DocuWorks Viewer
Deskで分類や整理を行った文書に対する作業は、このViewerで行います。文書の詳細な内容を表示したり、書き込み、付箋などを付けることができます。

DocuWorksのメリット
異なる形式のファイルも管理できる
DocuWorks Viewer で書き込みするためには、DocuWorks形式のファイルに変換しておく必要がありますが、ExcelやWordの元データは、Deskで一元管理することができます。
紙の資料が管理できる
スキャナで書類をパソコンに取り込んだ状態では、画像としてしか認識されないので、文字検索することができませんが、DocuWorksには、OCR(画像から文字を認識する機能)が付属しているので、検索可能な状態で、紙の資料を管理することができるようになります。
安価に使用できる
本家のPDFは、サブスクリプションでの使用になります。Standard版でも月額千円以上になっているので、同じような編集ができるソフトウエアを使用している方もいるかと思います。ただ、便利に使おうとすれば、それなりのソフトウェアを購入する必要がありますし、OCR機能もということになると、さらに追加費用がかかる場合があります。その点、DocuWorksは、1ライセンスあたり、17,800円で買い切ることのできるものが販売されています。(サブスクリプションでは800円/1ユーザー)
まだ少し触った程度ですが、便利になりそうだという予感はあります。それほど高いソフトウェアではありませんし、60日間も使用できる体験版も用意されています。興味がある方は、ぜひ試していただければと思います。

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